第1回阿南市医療・介護多職種連携ミーティング(令和4年11月25日実施)

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多職種連携ミーティングに出席しました。

それぞれ専門職の方からお話をいただき、多職種の相互理解を深めていく勉強会です。

今回は八幡歯科医院歯科衛生士の久米様と経営企画室長の近藤様から歯科訪問診療の現状を話してくださいました。

簡単にまとめた内容は以下の通りです。

 

(歯科訪問診療とは)

通院できない方に対し、歯科医師、歯科衛生士が自宅や介護施設、病院などに訪問し、歯科診療や専門的口腔ケアを行う制度。

在宅歯科診療の3本柱は、①歯科診療②口腔のケア③リハビリテーションで、3本柱は同時に行われるが病気や状態によって比重は変わってくる。

通常の歯科診療が在宅でも行えるようで、虫歯治療や歯周病治療、義歯調整や口腔機能訓練などもされている。

八幡歯科医院様は、古くから訪問歯科に取り組んでいて、専門スタッフの経験が豊富で、ポータブルのX線装置などを車に備えて訪問し、地域で無料での歯科検診や講習も積極的にされている。

 

(私の思う問題点・気づいた点)

高齢者の歯科検診をするとほとんどの方で口腔内に問題がみられるが、ケアや治療はなされていない。

歯は痛くなってから受診するというように、歯科検診や治療は後回しにされがち。

歯科診療の重要性を認知してもらうには多職種の協力が必要。

併用薬で副作用が疑われていても、連携できず薬の変更ができないケースがある。

 

歯科診療の重要性や訪問診療でのご苦労や問題点などを聞くことができ大変勉強になりました。

今後の連携に役立てたいと思います。