8月 熱中症に注意
暑い日々が続きますが、コロナ感染防止とともに熱中症予防が大事な時期です。
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能が働くなったりして、体温の上昇やめまい、けいれ、頭痛などさまざまな症状を起こす病気です。
熱中症は気が付かないうちの脱水症になってしまっていることが原因です。コロナ禍において外出も減り、運動不足により筋力の低下やマスク生活による口渇感を感じにくくなったりし、水分をとる頻度が減っている人も多いと思います。
この夏は、例年以上に意識的な脱水予防と対策が必要になります。
『脱水症のセルフチェック』
毛細血管再充満時間
・親指の爪の先を5秒ほど圧迫し、解除後赤身が回復するまでの時間を測定
→3秒以上赤みが戻られなければ末梢循環が悪いと判断。
『脱水症の予防方法』
普通に生活しているだけれどの1日1.2Lは飲水から得る必要があります。
(1.2Lの目安は、ガラスコップ(200mL)で6杯必要)
『水分摂取するタイミング』
①起床時 ②朝食時 ③昼食時 ④夕食時 ⑤入浴前 ⑥就寝前
『脱水時、脱水予防のための水分補給に適した飲料』
①経口補水液 ②スポーツドリンク
清涼飲料水はナトリウム濃度が低いため脱水治療には適さないが、日常生活の水分補給としては利用可能。
『水分摂取以外の脱水対策』
①居住環境の対策(エアコン・扇風機の使用)
②汗をかいて、体の冷却機能を改善する(有酸素運動をすることで発汗量が増加し、体温上昇を抑えることができる体質になる)
この猛暑を熱中症対策をして乗り切りましょう。
「調剤と情報7月号」参考